こんにちは。もるこ(@morumoruco91)です。
モルモットを飼われている方の中には、モルモットがフンを食べてびっくりした!という方、「うちの子だけ変な習性がついてるのかな?」など疑問に思われる方もいることでしょう。そこで今回は、モルモットがフンを食べる理由などをご紹介します。
モルモットは「食フン」行動をする
モルモットは一日を通して、定期的に自分のフンを食べています。これは犬など他の動物では問題行為として知られていますが、モルモットの場合にはいたって自然な行為です。モルモットのフンは通常、細長い形をしています。しかし食フンとして食べるフンは、やわらかく、別名を「盲腸フン」といいます。この盲腸フンの中dにはタンパク質やビタミンCなどが多く含まれているため、盲腸フンを食べることで腸内細菌や栄養素を再び体に取り込んでいるといわれています。
下痢や軟便の場合も
モルモットが自分のフンを食べるのは自然な行為です。しかしモルモットが軟便のように水っぽいフンを食べている場合、盲腸フンではなく下痢便です。軟便や下痢などが起こる原因はさまざまですが、中には重い病気が隠れていることもあります。いずれにせよ、お腹の調子があまりよくないことからみられる症状のため、早めに動物病院で診てもらいましょう。急性の下痢の場合、モルモットの体温が低下することもあります。モルモットに触れて冷たいと感じたら、タオルや布、小さな毛布などでくるんで体温が下がらないようにしながら受診するといいでしょう。
一般的に、モルモットに重要な栄養素である繊維質が不足し、野菜など水分の多いもの、麦などの炭水化物に含まれる糖質などを多く摂った場合に下痢や軟便になりやすいといわれています。モルモットによって、どのくらいの量で体調不良になるかは異なります。普段からモルモットの食べものに気をつけ、毎日掃除をする際にフンの形状もあわせて確認するようにしましょう。
動物病院で診てもらうときには
必ず、モルモットのフンを持参して受診しましょう。持参する際はビニール袋などに入れ、乾燥を防いでください。もしフンが乾燥してしまった場合、フンの中にいる寄生虫が検出されない可能性があります。また検査の際には、ほんの少しでも直近で出たフンが必要のため、動物病院へ移動する際に出たフンも捨てずに持参してください。
糞でオスとメスがわかる?
日本では、モルモットはフンの形によってもオスとメスがわかることで知られています。
写真左がオスモルモットのフン、右がメスモルモットのフンです。
オスのフンの特徴はバナナ型、メスは直線型にみえますね。ただしこの判別方法は日本独自のものだといわれています。
モルモットの食フンは大切
初めてモルモットが自分のお尻に顔を近づけて食べているのを見たときは、衝撃的だったという方もいるでしょう。しかしモルモットの食フンは生きるために大切なことなんですね。これからも温かい目で見守ってあげましょう。