妊娠・出産

赤ちゃんってかわいい!モルモットを繁殖するための準備とは

こんにちは。もるこ(@morumoruco91)です。

モルモットを飼っていると
「もっとかわいいモルモットに囲まれて過ごしたい!」
などと感じたことはありませんか?

今回はモルモットの赤ちゃんを迎えたい方に、繁殖に向けて考えておくべきことなどをご紹介します。

モルモットは集団生活をする生き物

モルモットは集団生活をし、仲間とコミュニケーションをとって生活します。
スイスでは1匹で飼っちゃダメ!」という法律があるほどです。

スイスは1992年、世界に先駆けて憲法に「動物愛護」を取り入れた国として知られています。

2008年にモルモットや金魚などを1匹だけで飼うことを禁止する法律を施行しています。もし1匹が死亡してしまった場合には、残ったモルモットが気持ちよく過ごせるように代わりとなるモルモットをレンタルできる会社が普及しているともいわれています。

モルモットを飼われている方はきっとモルモットのしぐさや、毎日の「プイープイー」などというモルモットの鳴き声などに癒されていることでしょう。

そんなモルモットが増えたらと思うとなんだかワクワクしませんか?

モルモットの赤ちゃんを迎えるために必要なこと

たとえモルモットを増やしたいと考えても、以下のように現実問題として考えなければならないことがあります。

モルモットの赤ちゃんのお世話をする

母親がしっかりと産まれた赤ちゃんの面倒をみていれば、四六時中、赤ちゃんを診なくてもあまり心配はいりません。

しかし

  • 母親が育児を放棄した
  • 母乳があまり出ない
  • 母親が出産で死亡してしまった

などといった場合、飼い主が母親に代わってお世話をする必要がでてきます。(他に同じような時期に赤ちゃんを産んだモルモットがいる場合、モルモットの代理母を頼む場合もありますが、受け入れてくれないこともありえます)その場合、人工哺乳として2時間おきに哺乳する、排泄のために赤ちゃんのお尻を刺激することなどもしなければなりません。

モルモットが増えたときのケージのスペースを確保する

モルモットは平均24匹の赤ちゃんを産みます。またモルモットはオスもメスも生後2ヵ月経つと繁殖力がつくため、授乳期間を過ぎたらオスとメスを別々のケージに分けます。またオス同士は喧嘩になりやすく、メス同士でも相性によっては別のケージで飼育しなければならない可能性もあります。もし複数産まれた場合、将来的にケージを置くスペースはありますか。

金銭的、時間的に比較的余裕がある

複数のモルモットをお世話するためには、増えた分だけお世話する時間を確保する必要があります。また通常モルモットの妊娠・出産では人間の妊娠・出産のように病院で定期健診があるわけではありません。しかし

  • モルモットに病気がある
  • 妊娠中に何か異常が見つかった
  • 帝王切開で出産する

などの場合、それなりに費用がかかります。(病院によって異なりますが、10万前後かかるケースも)

妊娠、出産のリスクを理解している

妊娠すると母体に大きな負担になる上、最悪の場合、母子ともに命を落とす危険もあります。前述した帝王切開になった場合、かなりの確率で赤ちゃんが死亡するケースが多いといわれています。

母親は出産の刺激や胎盤を食べることによって授乳の準備ができますが、帝王切開になるとこの機会を逃します。
よって、出産後48時間以内に分泌される初乳(赤ちゃんに重要な免疫がたっぷり含まれる)や母乳を飲むことができず、感染症や栄養失調になることもあることが知られています。

もし可愛がっていた母親モルモットが死亡した、赤ちゃんが死亡した場合、受け入れる覚悟がありますか。

事前に準備ができたら、モルモットの繁殖を考えよう

モルモットが好きな方であれば、「もっとかわいいモルモットたちが見たい!」という気持ちがあるのは当然ですよね。
ただし、本当にモルモットの赤ちゃんを迎える準備ができているかを今一度よく考えて繁殖に踏み切るようにしましょう。