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仮想通貨はなぜボラリティ(価格変動率)が高い?

仮想通貨は、ボラリティ(価格変動率)が高いから危ないと考えている方もいます。では、なぜ仮想通貨はボラリティが高いのでしょうか?
実はその答えは物凄く単純です。「総資産」が少ないからです。
「総資産」が少ないと聞いても、なんの事やら分からないという方も多いと思いますので、例を出しながら、掘り下げてご説明します。

富豪と庶民の友達がコイン投げの運試しゲームをするとします。
富豪の人の資産は10億円、庶民の人の資産は100万円の所持金を持っています。
コインを投げ、表なら富豪に1万円、裏なら庶民に1万円が入ります。表が出る事に富豪はにこやかになり、一般庶民はガッツポーズをして喜びます。
10回コインを投げるとちょうど5回ずつ表と裏が出ました。
富豪の総資産は100億5万円、庶民の総資産は105万円です。これをボラリティを使って話すとすると、庶民の方がボラリティがずっと高いです。
富豪のボラリティは100%-10億÷10億5万×100%=0.001%
庶民のボランティは100%-100万÷105万×100%=4.762%
つまり、富豪からすると5万円増えたからと言って、それは総資産の0.001%の増加であり、増えた実感も湧きません。一方で、庶民からすると5万円増えると、それは総資産の約5%の増加になり、増えたと言えます。
この0.001%や4.762%というのがボラリティ(価格変動率)に当たります。
一言で言うと、ボラリティは総資産(全体の資産)に対する増減率(資産の変化割合)です。
仮想通貨は総資産がそもそも低いので、ボラリティが高いです。